新聞配達業の求人で見かける臨配とは、「臨時配達」の略称です。
一般の方は、あまり聞き慣れませんが、その名の通り臨時で一時的に新聞販売店の配達業務を臨配スタッフが行う事をさします。

臨配は新聞販売店が急に人が足りなくなった時、
たとえば、配達員が「事故をおこしてケガをした」「病気で入院してしまった」「スタッフが突然退社してしまった」など、
急遽配達するのが困難になった新聞販売店が臨配会社から臨配スタッフを斡旋してもらい臨時にその区域を配達してもらうことです。

配属先の新聞販売店との契約が終了したら、通常臨配スタッフは次の依頼があるまで待機となりますが臨配ドットコムでは
長年培った新聞販売店との連携と姉妹サイト［新聞配達ドットコム］のネットワークを駆使して仕事が空かないよう調整しております。

臨配スタッフの業務は朝夕刊もしくは朝刊のみの配達以外の業務は基本的にありません。
そのため配達以外の業務がなくに配達に専念出来るので、新聞販売店で働くスタッフと比べれば労働時間は短くなります。
もちろん臨配でも配達に伴う作業などはありますが、臨配は配達が終われば仕事終了なので早いスタッフは1時間30分ぐらいで配達が終わる場合もあります。

基本は配達業務のみですが、まれに人手が足りない販売店側から他の業務を追加料金で依頼される場合があります。
追加業務に関しては臨配スタッフ本人の意志で決めてもらうことにはなりますが主に集金業務や朝刊後の電話当番、折込作業等を依頼される場合があります。

臨配スタッフは、依頼を受けた新聞販売店の配達エリアで、当日または翌日には独り立ちして配達業務をこなすため、新聞配達の経験者でないと対応が難しいです。
配達難易度や契約店舗様の受け入れ準備にもよりますが基本的には下記の流れになります。

○臨配ドットコムでの入店スケジュール例
午前10時入店　→　順路取り　→　午後空回り　→　翌日の朝刊から配達

自信がない方や配達難易度が高い場合などは2日間に分けて順路取りになる場合もあります。

臨配利用期間は基本的に定めがないことが多く平均すると3ヶ月位の利用が多いですが、
店舗様によっては、新入社員の入店が決定しており期間が決まっていることもあります。
基本的なイメージは販売店様で補充した配達スタッフが独り立ち出来るまで働き続けるケースが多いです。
臨配ドットコムでは最低利用期間として1ヶ月の期間を定めておりますので、
業界ではよくある「１週間で終了してしまった…」ってことはないので安心して働くことができます。

臨配スタッフの朝夕刊の配達で得る収入は、
首都圏・朝夕刊の場合ですと、１日あたり10500円〜14000円になります。
朝刊のみや地方で夕刊の配達がない地域（統合版）だと8500円～10000円ぐらいが相場です。
だいたい朝刊配達3時間、夕刊配達2時間ぐらいで計算した場合、時給換算で2,000円～になります。

○首都圏・新聞販売店の配達スタッフ
月給相場／180000円・25日稼働

○首都圏・臨配スタッフ
月給相場／275000円・25日稼働

基本的には、寮費・水道光熱費と寝具類、配達用のバイク・ガソリン代等を全額負担してもらえます。
また休日は月１回の新聞休刊日のみとなるのが一般的ですが
臨配ドットコムでは昨今の夏の気温上昇などもあり、体調管理も考え休日数の相談が可能になっております。

臨配は基本的に個人事業主になりますので、新聞販売店様の社員やバイトよりも給料が良いです。
もちろんメリットデメリットはありますが「臨配は仕事がない…」などにはならないように運営側も最大限フォローさせていただきます。

新聞業界関係者以外あまり世間には知られていませんが、「臨配」は昔から存在する職業です。
臨配スタッフを斡旋する臨配会社は、臨配チーム・臨配団・臨配会社などと呼ばれており、新聞販売店と臨配スタッフをマッチングを行う業務をしております。
登録者数は組織により異なりますが個人でやっている方から10人～数百名の登録者を抱えている会社もあります。

新聞販売店に勤め、常時そのエリアを配達している区域担当者（常配）の休みのときに配ることです
各新聞販売店の区域担当者が休みのとき、代わりに配ることを代配（だいはい）ということが多いです。
店舗内で比較的ミスも少なく、いろいろな区域を配り慣れている専任のスタッフが代配（だいはい）することが多いです。
ちなみに、代わりに配るという意味合いから、この臨配も代配と呼ぶ場合もあるようですが、一般的には、上記のように代配と臨配は違う意味合いで使う場合が多いです。

新聞販売業界において、配達スタッフの人手不足は慢性的な問題となっています。
日本全体でも人材難が起こっているように新聞販売店も例外ではありません。
新聞配達スタッフを求人募集しても、昔と違いあまり人員を確保出来ないのが現状です。
数十万円もする求人広告に載せても、ほとんど反響がないとの話も多く聞きます。
昔は選ぶのに困るほど申し込みがあったというお話もありますが、現代では即戦力の人材は滅多に申し込みがありません。
店舗によっては、外国人留学生を多く雇用したり、所長自ら配達をしているケースもあり、所長本来の業務と合わせて多忙を極めている方も少なくありません。
もともとあまり定着率のよくないところに、人が辞めてもなかなかすぐに新しい人が入ってこないという状況もあり、
臨配の依頼は多数あり、臨配会社として新聞販売店様のフォローができればと考えております。