新聞配達に関する言葉に「臨配」という言葉がありますが、ほとんどの方は詳しく知らないと思います。
臨配とは依頼主の新聞販売店に臨配団を通じ新聞配達業務を請け負う仕事のことで、初めての場所で当日や翌日に新聞配達業務を行う仕事です。
今回はそんな臨配とは何か、お給料や働く際の心得、臨配バイト求人の探し方などを解説したいと思います。
臨配バイトについて興味がある方もそうでない方もぜひ最後まで読んでみてください。

そもそも臨配とは臨時配達を略した言葉で、新聞配達員を派遣したり紹介したりする臨配団に登録し新聞販売所から依頼があったとき、新聞配達を行う仕事です。
新聞配達業界は慢性的な人手不足が続いておえり、人材不足の際は新聞販売店は高いお金を払ってでも臨配を雇うケースがほとんどです。
現在、高い広告料を払って新聞配達員の募集をかけても応募がないこともあり、充分な人材を集めることが難しくなっています。
ひと昔前までは多数の応募があり選定に迷うほどだったそうですが、現在は即戦力となる新聞配達員の応募はほとんどありません。
新聞販売店の中には従業員より臨配の人が多いことも。
なお、臨配の契約期間は決まっておらず、新聞販売店が必要な期間働くことになっており、1カ月～何年と契約期間の幅は広いです。

では、新聞配達を臨時で行う臨配のお給料ってどの位なのでしょうか？
基本的に臨配達は新聞配達以外の業務はありません。
ただ、人材不足などの事情によってはチラシの折り込みや集金業務などを行うこともあるようです。
臨配は新聞休刊日が休みで、朝刊の配達後夕刊の配達時間までは自由に過ごすことができます。
お給料は首都圏で朝刊と夕刊の配達を行う場合、10,000円～15,000円程度で、地方はやや低めとなっています。
また、朝刊のみ、統合版などは8,500～10,000円程度が相場のようですね。
拘束時間は朝刊の配達と夕刊の配達合わせて5時間程度なので、時給で換算するとかなり高めの仕事と言えるでしょう。
仕事を早く終えれば終わるほど時給が高くなる計算になります。

では、新聞配達の臨配の仕事をする上で心得ておくべきことってあるのでしょうか？
臨配バイトとして働くなら、スタッフやお客さまからの信頼を得るためにも心得ておきたことは多いです。
どんなことに気をつければいいのか、いくつかご紹介いたしましょう。

① 時間厳守
新聞配達の臨配に限ったことではありませんが、社会人として時間は厳守です。
時間にいい加減な人は社会人失格とみなされても仕方ありません。
ましてや新聞配達員さんの人手不足を補う臨配達の仕事で遅刻するのはもってのほかです。
万が一遅刻してしまうと、時間内にお客さまのところへ全ての新聞を配達できない可能性も。
もちろん、やむを得ない事情で遅刻してしまったり、入れ忘れしたりすることもあるでしょう。
でも、臨時の新聞配達員として働くなら、時間厳守を心得ておくべきです。

② 効率よく配達する
仕事や勉強、家事などを行う際、重要なのが効率よく進めることです。
企業やお店が人を採用する際、効率よく仕事ができる人を採用したいと思うでしょう。
勉強や家事を進める際も効率を考えながら進めないといけません。
新聞配達で臨配のバイトをする際も、数百もの新聞を決まった時間内に配り終えなければならないので、効率を考えながら進める必要がでてきます。
どのルートや道順を使えばよりスピーディに配り終えられるか、常に効率を考えながら配達しなければならないでしょう。

③ 留守止めを把握する
旅行や入院などで一時的に新聞を止めることを留守止め言います。
臨配バイトだけでなく通常の新聞配達でも重要なことですが、お客さまによってはなんらかの事情で留守止めにする場合も。
そのため、新聞配達員は常にどのお客さまが留守止めか把握しながら配達しなければなりません。
これは臨配バイトでも同様で、間違って留守止めのお宅に投函してしまうとトラブルになることも。
長期間留守にするお客さまのポストに新聞がたまってしまうと「留守にしています」と言っているようなもので、防犯上心配です。
そうならないよう留守止めにしているのに、新聞を投函してしまっては意味がありません。
たとえ臨配バイトであっても、しっかりと留守止めのお宅を把握した上で配達業務を行うことが大切です。

④ 従業員との仲良くなり過ぎない
新聞配達の臨配バイトで重要なのが依頼先の新聞販売店の従業員さんたちと仲良くなり過ぎないということ。
実際にあったエピソードですが「従業員として新聞配達をするより臨配の方が割がいい」といいふらして回った結果、従業員さんたちが大量に辞めてしまった…というケースがありました。
せっかく雇ってもらった販売店に逆に迷惑をかけてしまい、大変な迷惑です。
あくまでも仕事上の付き合い程度にとどめ、距離を保って接することが大切です。

新聞配達の臨配バイトに興味を持った方もいるでしょう。
でも、どうすれば自分の希望する条件に合ったバイト求人を探すことができるのでしょうか？

① 臨配している人からの紹介
もし、知り合いや友だちに臨配バイトをしている人がいたら、紹介してもらうといいでしょう。
でも、実際のところ身近に臨配バイトをしている人がいるケースは少ないと思います。

② ハローワーク
ハローワークに行けば、大量の求人の中から臨配バイトの求人を探すことができます。
ただ、効率よく探せる方法かと言われるとそうとも言えません。

③ 求人サイト
やはり、最も効率よく臨配バイトの求人を探すことができるのは求人サイトの利用でしょう。
求人サイトならちょっとした空き時間に希望する条件や待遇に合った臨配バイトの求人を探すことも。
最近は新聞配達業界に特化したサイトや臨配バイト専門のサイトも出てきているので、そういったサイトを利用するといいでしょう。

臨配バイトの求人を効率よく見つけられると話題のサイト、臨配ドットコム。
臨配ドットコムでは入店前に全てのお仕事情報を確認できるのが特徴です。
たとえば、
・依頼額、期間、勤務時間、取り扱い紙、配達部数、エリア、平均の配達時間
・寮の形状、家具や備品、バイクの種類
などですね。
ここまで詳細に事前に知ることができれば、採用後のミスマッチが防げそうです。
また、臨配ドットコムはさまざまな働き方を提案できるのもポイント。
求職者と販売店がマッチするかどうか、しっかりと見極めたうえでご案内しているので、採用後のミスマッチが起こりにくいです。
さらに、入店時の受け入れ～順路取り、独り立ちまで、その時々の悩みにしっかりと寄り添いサポートしてくれるのも特徴的。
不安なことや困ったことがあれば、1人で抱えず臨配ドットコムへなんなりとご相談ください。

新聞配達の臨配バイトとはどのようなものか、お給料ってどの位なのか、働く上での心得についても解説いたしました。
また、臨配バイトの求人を探すおすすめの方法についてもお教えいたしました。
あまりなじみのない新聞配達の臨配バイト。
チャレンジしてみたいと思った方はここでご紹介した心得を参考になさっていただきたいです。
また、臨配バイトの求人を探す際は臨配ドットコムを活用してみてくださいね。