バイクと比べてスピードが遅く体力を必要とするため「つらそう…」というイメージがありますが「意外と楽」という意見も耳にします。
そこで、今回は新聞配達を電動自転車で行うのは意外と楽なのかどうか、解説したいと思います。
新聞配達のバイトにチャレンジしてみたい、新聞配達バイトの求人を探している方は参考にしてみてください。
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電動自転車は正しくは電動アシスト自転車と言い、電動モーターがペダルをこぐ力を電動モーターが補助する仕組みを持つ自転車のこと。
ただ、電動モーターが搭載されているものの、ペダルを入れて漕ぎ出さないと前へ進むことができず、ペダルをこぐと電動モーターが稼働し、こぐ力を補助し進みます。
坂道などでこぐ力だけでは上るのが大変ですが、電動モーターの補助によりそこまで力をかけなくてもいいので楽に上ることができます。
また、重い荷物やお子さんを乗せても、電動モーターの補助により重さを感じずに進むので楽です。
原付バイクと比べるとスピードでは負けますが、免許を必要とせずヘルメットも必要ないので、学生さんから年配の方までさまざまな方が電動自転車に乗ることができます。
価格的にも原付バイクより安いので、新聞配達や宅配業者などが電動自転車を使用するようになりました。
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次に、普通の自転車の違いについてご紹介しましょう。
上でも書いたとおり、電動自転車にはバッテリーとなる電動モーターが搭載されていますが、それ以外は普通の自転車と同じです。
バッテリーの分重量が大きく、一般的な大人用自転車は20㎏程度となっているのが、電動自転車は30㎏あるものも。
速度については普通の自転車は時速10~15㎞のところ、電動自転車だと12~17㎞とそこまで大きな差はありません。
電動自転車は漕ぐ力をサポートするだけで、スピードがそこまで速くはならないのと、重いから、電動自転車の速度は道路交通法により制限があり時速24㎞までと決まっているから、というのがその理由です。
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①坂道を楽に上れる
 坂道を上る際、普通の自転車だと自分が漕ぐ力だけで上らなければなりません。
 新聞配達バイトで朝新聞販売店を出た直後は体力があっても、時間が経つと体力も消耗していきます。
 でも、電動自転車なら坂道など走行状態に合わせてサポートしてくれるため楽に上ることが可能です。
 そのため、足への負担も軽く気持ちも楽に新聞配達を行うことができるでしょう。
②重い荷物を載せられる
 普通の自転車と違い、電動自転車は重い荷物や子どもなどを乗せて走るとき、足への負担が軽いです。
 お子さんを2人乗せるとなると、20㎏以上もの重さがかかるため、一般の自転車だと負担大ですが、電動自転車なら漕ぐ力をサポートしてくれるため安心です。
 新聞配達バイトの場合も数百部もの新聞を載せて走らなくてはなりませんが、電動自転車なら楽に漕ぐことができるでしょう。
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電動自転車には他にもさまざまなメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、ご紹介いたしましょう。
①コストがほとんどかからない
 そもそも、購入時の価格が原付バイクと電動自転車ではかなりの差があります。
 また、原付バイクで新聞配達する場合、所有する新聞販売店は保険代や税金、ガソリン代、修理代などのコストを負担しなければなりません。
 でも、電動自転車ならコスト的にも負担が楽です。
 税金はかかりませんし、ガソリン代も0、保険代は月々数百円程度で済み、修理代もそこまでかからないでしょう。
 燃料となるバッテリーを充電するコストも大した金額にはなりません。
 初期費用やメンテナンスコストが少なくて済むのは非常にありがたいですね。
②メンテナンスが楽
 また、電動自転車は原付バイクと比べてメンテナンスが楽なのもメリットです。
 そもそも、電動自転車のエンジンなどのメカニズムは複雑ではないので、素人でも楽にメンテナンスできます。
 定期的なメンテナンスや修理にかかる時間や手間、コストが少なくて済み、配達業務に支障が出にくいです。
③免許や高度な運転技術が必要ない
 原付バイクで新聞配達バイトの求人に応募するとなると、原付免許が必要となります。
 でも、電動自転車なら免許が不要なので、学生さんや免許を持たない方も気軽に応募できます。
 また、原付バイクと違い、高度な運転技術も必要ありません。
 自転車に乗ることができれば、電動自転車の運転操作も難しくなく、特別な練習も不要です。
 免許を所持していないことを理由に新聞配達バイトを諦めていた方も、電動自転車なら取り組むことが可能で、採用されればすぐに仕事に取り組めます。
 結果的に雇用の柔軟性も高まり、雇う側にもメリット大と言えるでしょう。
新聞配達を電動自転車で行う際の注意点
 電動自転車にはさまざまなメリットがあり、新聞配達バイトを楽にしてくれるツールであることが分かりました。
 ただ、電動自転車で新聞配達を行う際、注意すべき点もあります。
 具体的に、どういう点に注意すればいいのか解説していきます。
①ヘルメットを装着する
 ある調査によれば、自転車事故の死者数のうち約8割程度が頭部の致命傷ということが分かっています。
 自治体によってヘルメットの装着が義務化されていないところもありますが、頭部を守るためにもヘルメットを装着した上で新聞配達を行いましょう。
②転倒しないよう止める
 電動自転車は普通の自転車と比べ重く転倒しやすいので、止める際は滑りやすい場所を避け、平らな場所を選びましょう。
 また、しっかりとスタンドを固定し転倒防止を確実にすることが大切です。
 特に新聞配達の際は重い新聞を載せた状態となるため、十分注意しましょう。
③充電のタイミングに気をつける
 電動自転車はバッテリーを充電しなければなりません。
 少し電池が減ったら充電したくなるかもしれませんが、充電回数が増えると走行可能距離や時間が短くなるため、充電のタイミングに注意が必要です。
 しかも、電動自転車のバッテリーは数万円と高価なので、劣化を早めないよう残量が20~30%になってから充電しましょう。
電動自転車には坂道を楽に上れたり、重い荷物を載せても楽に走れたりなど、さまざまなメリットがあり、新聞配達を楽にしてくれます。
いっぽうで、転倒しないように止めたり、バッテリーの充電タイミングに気をつけたりなど、注意しなければならないこともあります。
新聞配達バイトの求人を探したいけれど、原付免許がないため諦めていた方も電動自転車ならチャレンジすることができるでしょう。
新聞配達バイトの求人を探す際、電動自転車でも可能なものを選んで応募してみてくださいね。

