そもそも、きちんと順路を覚えていないと、全てのお客さまへ新聞を届けることができません。
実は新聞配達員は順路帳というものを見ながら配達することになっており、そこにはお客さまの住所や名前、配達する順番など、さまざまな情報が書かれています。
今回は新聞配達の際に使われる順路帳についてや、順路の覚え方、配達ミスを最小限にする方法についても解説いたします。
新聞配達バイトに興味がある方はぜひ最後までお読みください。
新聞配達員が配達の際に使用する順路帳とはいったいどういうものなのでしょうか?
順路帳簿に書かれているものはお客さまの名前、住所、購読している新聞の銘柄、配達時間(指定がある場合)、順路記号、投函する場所、注意すること…などですね。
順路帳は1枚の紙の片面に5軒のお客さまの名前など上記のような内容が書かれており、両面で10軒ほどが書かれています。
この紙を束ね、片方の2つの穴にひもを通し固定してあり、手に持ちやすい大きさにした上で防水加工がされているので、雨などに濡れても破れにくいです。
このように、さまざまな個人情報が記載されている順路帳は紛失するとトラブルになるため、なくさないようしっかりと扱う必要があります。
順路帳は新聞配達のバイトをする際、順路帳はなくてはならないツールと言ってよく、これがないと、お客さまのお宅へ時間内に新聞を届けることができなかったり、配達漏れが起こったりします。
新聞が届いていないと、お客さまからクレームがくるので、絶対に防がねばなりません。
冬場の暗い時期には順路帳が見づらいため、専用のライトを持って行く人もいるようです。
ひと昔前までは順路帳に手書きで1軒1軒書き込んでいたそうですが、最近はパソコンで入力できるようになっています。
新聞配達員としてバイトしてみたいという方のために、うまく順路を覚える方法をご紹介いたします。
①順路記号を暗記する
まず、順路記号を覚えることが大切です。
最初のうちは順路記号の意味が分からず焦るかもしれませんが、一度覚えてしまえば大丈夫です。
順路記号には次のようなものがあります。
ト となり
ム 向かい
> 右入る
< 左入る
〇 空き地
DP ドアポスト
②お客さまの家の特徴を書き加える
順路記号をある程度覚えればきちんと配れそうな気もしますが、実際にその場所に行ってみると分からなくなることも。
そこで、自分なりにお客さまの家の特徴を順路帳に書き加えていきます。
順路帳は自分だけが見るものなので、他の人の目を気にすることなくどんどん書き加えていきましょう。
たとえば、新しい家か古い家か、何階建か、近くにお店やコンビニがある、どんな木が植えられているか、表札の有無、車の特徴…など、なんでもいいので書いておくといいでしょう。
③ポストの特徴や位置などを書き加える
新聞を投函する場所のほとんどはポストだと思います。
ただ、ポストと一言で言ってもさまざまな色や形があります。
シルバーや赤色、緑色、木製のものもあればステンレス製などですね。
お宅によっては1つだけでなく複数設置しているところもあるでしょう。
そういった場合はどのポストに投函するかメモしておきましょう。
ポストがある場所もそれぞれなので、置き場所も書いておくといいでしょう。
また、ポストではなく別の場所へ置くように指定するお客さまも。
それぞれのお客さまの希望や特徴などもメモしておくことでスムーズに配達できるでしょう。
④休みの日に担当エリアを回ってみる
新聞配達バイトがお休みの日に、担当エリアを回ってみるのもおすすめです。
配達中は見えなかったものが、見えてくるかもしれません。
また、仕事中ではないので間違える心配もなく、しっかりと周りの景色を見ながらルートの確認ができます。
間違いそうな場所があったら、順路帳にメモしておきましょう。
⑤イメージトレーニングしてみる
順路帳や地図を見ながらイメージトレーニングするのも順路を早く覚えるコツです。
地図を見る際に注意することは細かく見るだけでなく、エリア内全体をしっかりと見ること。
それぞれの道を感覚的に把握すると覚えやすいです。
空の上からエリアを見ているイメージで見るのがおすすめです。
⑥順路帳をアップデートする
新聞配達員として働く際に重要な順路帳。
順路帳にはさまざまな情報が記載されていますが、重要なのはその鮮度と言えるでしょう。
担当エリアの情報は日々変化しており、新規のお客さまや解約されたお客さま、引越しされたお客さまなどさまざま。
順路帳の情報を更新せずに古い情報のままだと、効率よく配達することができません。
定期的に順路帳のアップデートを行い、最新の状態にしておきましょう。
面倒だな…と思うかもしれませんが、効率よく確実に時間内に配達するためには必要な作業です。
配達ミスを最小限に抑えるには入れ忘れや誤配をなくす努力が必要です。
間違って投函したり、入れ忘れをしたりすると大幅に時間をロスしてしまうだけでなく、クレームが来てしまうかもしれません。
人間が100%間違わないようにするのは不可能ですが、大事なのは間違った時の対処です。
ミスを防止するための方法には新聞を30部程度の束にしておき、配り終えるたびにチェックするというもの。
30軒目のお客さまの家を覚えておき、30の束がきっちりなくなるかどうか確認するのです。
もし、その際に新聞が足りなかったり、余ったりしていれば、ミスを最小限に抑えられるので時間と手間のロスが少なくて済みますね。
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そのためには順路帳にさまざまな情報を書き込んだり、アップデートしておいたりすることが大切です。
最初のうちは覚えるのが大変かもしれませんが、自分なりの順路帳を作ったり、休みの日に担当エリアを回ったりと工夫すれば、知らないうちに順路を覚えることができるでしょう。
新聞配達バイトをしてみたい、新聞配達バイトの求人を探したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
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