でも、一人で暮らしを始めるためのお金がない場合、どうすればいいのでしょうか?
アパートやマンションを借りるための敷金や礼金のほかに、生活を始めるために必要なものを購入するためのお金も必要です。
そこで、今回はお金がない人が家を出る方法をお教えします。
お金がなくても一人暮らししたいという方の参考になればと思います。
まず、一人暮らしする場所が見つかったら、敷金や礼金などを支払いますが、物件によっては前払い家賃を払う必要があるところも。
おおよそですが、東京でワンルームを借りる場合、月7~8万円程度はかかるでしょう。
敷金、礼金に加え前払い家賃が1ヵ月分だとすると、トータル20~30万円程度の費用がかかる計算になりますね。
さらに、今住んでいる場所から引っ越すための引越し代もかかってきます。
遠方への引越しや、春など繁忙期の場合は費用がかさむことも。
1人分の家具や家電、家庭用品を運ぶだけなので、そこまで高くはないでしょうが、それでも数万円はかかると思っておきましょう。
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「仕事辞めたい…」でもお金がなくて寮を出られない。
住む家がない、お金がない時の対処法
①友だちや知人の家に居候する
お金がない人が一人暮らしするのに手っ取り早い方法は友だちや知人を頼ることです。
すでに一人暮らしをしている友だちや知人に頼んで、しばらくの間居候させてもらうというものです。
最も簡単で、お金が全くかからない方法と言っていいでしょう。
一人暮らしをしたいけれど、今はお金がないと事情を話せば、しばらくの間居候させてくれる友だちがいるかもしれません。
この方法を選んだ場合の最大のメリットは最初から1人で暮らす必要がなく、寂しい思いをしないこと。
知り合いと一緒に生活するので、孤独感を感じることもないでしょう。
また、家電や家具なども揃っているので、一人暮らしのためのコストがかかりません。
いっぽうで、人の家に転がり込むわけですから、プライバシーはないのがデメリットです。
もちろん、ファミリー向けのマンションや一軒家に一人暮らししている友だちならいいですが、ワンルームの場合など居心地がいいとは言えません。
長期間にわたって居候し続けると、家賃や水道光熱費の一部負担を言われたり、生活習慣の違いからけんかになったりするケースも。
短期間お世話になるならいいですが、早めに住むところを探す必要があるでしょう。
②寮付きの工場勤務の求人を探す
お金がない人が一人暮らしのため家を出る方法におすすめなのが住み込み寮がついている工場勤務の求人を探すことです。
郊外に建てられた大規模な工場の多くは寮がついていて住み込みで働けるところが多いです。
住み込み用の寮と言うと、プライバシーが全くないのでは?と不安になるかもしれません。
実際はほとんどの住み込み寮は個室となっており、中には恋人や配偶者と一緒に住めるものもあるようです。
また、工場と言うと、危険できつい仕事とイメージする人も多いでしょう。
でも、最近建設された工場の多くはクリーンで安全性の高いものばかり。
たとでば、半導体を製造する工場は内部が非常にクリーンで危険もありません。
しかも、寮付きの工場で働くと寮費が無料だったり、給料が高めだったり、食堂がついているところも多く、中には家具や家電、ネット環境などもついているところがあるため、短期間でお金を貯めることができそうです。
半導体だけでなく、寮付きの工場勤務の求人にはさまざまなものがあります。
求人雑誌やネットの求人サイトで探してみるといいでしょう。
ただ、工場で住み込みながら働く場合にもデメリットが存在します。
それは仕事を辞める=退居しなければならない、ということ。
また、工場の寮には細かい規則があったり、ボランティア活動があったりするところも。
そういったことがストレスでなければ、寮で住み込みながら一人暮らしを楽しむことができるでしょう。
③住み込みで旅館やホテルのスタッフとして働く
お金がない、でも一人暮らしのために家を出る方法として旅館やホテルのスタッフとして働くというのがあります。
ほとんどの旅館やホテルの仕事は住み込みで働くものが多いです。
しかも、旅館やホテルは観光地や名所にあることが多いので、休みの日は色んなところを観光できたり、おいしいものを食べられたりとメリット大でしょう。
人とコミュニケーションを取るのが得意だったり、接客業が好きだったりする人におすすめの仕事です。
また、楽しい思い出づくりをしたいというお客様のお手伝いができるやりがいのある仕事でもあります。
ただ、人とコミュニケーションを取るのが苦手だったり、都会から遠く離れた場所で生活するのがイヤだったりする方には不向きだと言えるでしょう。
④住み込みで新聞配達のスタッフとして働く
一人暮らしするために家を出る方法に新聞配達のスタッフとして働く方法があります。
新聞配達は給料が安いというイメージがあるでしょうが、実際はそうでもありません。
東京都の場合だと、給料が25万円以上のケースも。
また、朝早く起きて朝刊を配る必要があるため、早寝早起きの習慣がつき、健康的な体が作れます。
配達する際、集合住宅などで階段がない所は自分の足で上り下りするため、知らず知らずのうちに体力がついていくでしょう。
お金をもらいながら健康的な体と体力がつく魅力的な仕事です。
また、全くというわけではないですが、配達先のお客様とのコミュニケーションを取り合うこともほとんどないため、コミュニケーション能力がそこまで高くないという人にはおすすめできる仕事です。
新聞配達の販売所のほとんどが寮を所有していたり、販売所の一部が寮だったりします。
寮に住み込みながら生活することで家賃がかからず、お金が貯めやすいでしょう。
しかも、寮には家電や家具など最低限の生活用品が備え付けられていることが多いため、大がかりな引越しの必要もありません。
もちろん、敷金や礼金などもかからないため、初期費用を安く抑えることができますね。
「お金がないれど一人暮らししたい、家を出る方法ってないかな…」とお考えの人におすすめの方法です。
ただ、住み込みで新聞配達の仕事をするのに全くデメリットがないわけではありません。
寮には自分以外にも同僚や先輩が生活しているため、プライベートの時間が少なくなる可能性も。
もちろん、近くに知っている人がいるというのは安心感が得られるメリットもありますが、オンオフの切替が難しいかもしれませんね。
お金がなくても一人暮らしできる方法はさまざまですが、おすすめなのは工場や旅館、ホテル、新聞配達などのスタッフとして寮に住み込みながら働くこと。
中でも新聞配達なら規則正しい生活ができ、体力もつくなどメリット大でしょう。
一人暮らししたい、今住んでいる家を出たい、でもお金がない…という方のご参考になればうれしいです。