一生懸命急いで配達しているのに、どうして遅くなってしまうのか…とお悩みの新聞配達スタッフの方も多いでしょう。
早く新聞を配達するにはさまざまな工夫が必要です。
そこで、今回はどうすれば新聞配達の仕事を効率よくできるのか、プロの時短テクニックをご紹介いたします。
新聞配達の仕事は自転車、電動自転車、バイクなどで行います。
いくら工夫しても時短できない場合は自転車なら電動自転車へ、電動自転車ならバイクへと、移動手段を変えてみましょう。
ただ、免許を持っていない場合はバイクに乗ることはできないので、バイクの免許を取得しておくことが先決です。
②配達する数を把握しておく
時短や新聞のロスを限りなく少なくするために大切なのが数の把握と言っていいでしょう。
あなたは自分の担当するエリアの配達部数は何部なのか、すぐに答えることができますか?
新聞配達のプロなら即答できるはずです。
間違ったり、即答できなかったりする場合はロスを出しやすいでしょう。
一般的に、配達する数と予備の分を持ち出しますが、多くの人がきちんと数えずに適当な数を持ち出しています。
配達する際、きちんと数を数えて持ち出すようにしましょう。
③滑り止め付き手袋を使う
新聞配達のプロが時短テクニックに使用しているアイテムに滑り止め付き手袋があります。
試してみると分かりますが、何も付いていない軍手を使って新聞配達するのと、滑り止め付きの軍手を使うのとでは明らかに違います。
新聞を持っても滑らないので、配りやすいです。
また、チラシの折り込み作業を行う際も滑り止め付き手袋を使えば、スピーディにチラシを折り込むことができますよ。
④順路を暗記する
新聞配達のプロが必ずやっていることは担当エリアの順路を完璧に暗記すること。
新聞販売店には順路帳というものがありますが、この順路帳を見ることなく完璧に順路を暗記します。
配達している最中に「この家には配達するんだったかな…」などと迷っていると、時間がかかってしまいます。
配達しながら、次に配達する家をイメージするのが時短テクニック。
もし、1軒当たりに2秒時短できれば、100軒で200秒もの時短が可能です。
時間がある時に順路帳をチェックして、効率アップにつなげましょう。
⑤乗り物に乗ったまま投函する
この方法は新聞配達の時短テクニックの中では高度な部類に入るかもしれません。
それは乗り物に乗ったままポストに新聞を投函するというものです。
1軒当たりにかかる時間をできるだけ短くすることで、かなりの時間短縮につながります。
最も無駄な時間と言っていいのが自転車への乗り降りする時間でしょう。
お客様の家の前で自転車を止め、降りて新聞を取り出しポストに入れて自転車に乗る…という動作は新聞配達の仕事をする上で当たり前のことのようですが、かなり無駄な時間が含まれています。
中には自転車やバイクを走らせながらポストに入れる新聞配達のプロもいるようですよ。
⑥折り方を工夫する
ポストと一言で言っても、さまざまな形状があります。
投函する際、ポストの形状と新聞が合わないと、投函に時間がかかってしまうことも。
そこで、ポストの形状に合わせた折り方をする時短テクニックを使いましょう。
たとえば、横長に2つに折ったり、縦長に2つに折ったり、新聞が薄い場合は3つに折ったり…などですね。
集合住宅などで玄関ドアに直接ポストが付いている場合は縦長の2つ折りがおすすめ。
また、団地などで真四角の郵便受けに投函する際は横長に2つ折りが時短につながるでしょう。
チラシが少ない場合や夕刊は3つ折りにしておけば、投函する際スムーズです。
どの折り方の場合も新聞の角から投函すれば、曲がらずにスムーズに入れることが可能です。
⑦下りのエレベーターを使用しない
集合住宅はエレベーターを設置しているところが多いです。
1階のエントランスに集合ポストがある場合、一度にたくさんの新聞を投函することができますが、そうでない場合は各家庭へ配達しに行くしかありません。
もし、エレベーターがある場合は最上階までエレベーターに乗り、下りはエレベーターを使わず階段で下りて各家庭に配って行くのがおすすめです。
⑧新聞を積みすぎない
「自転車やバイクにできるだけ多く新聞を積み込む方が時短につながる」と考えている方が多いと思います。
実際に、街中で新聞配達が自転車やバイクにたくさんの新聞を積んでいる姿を見ることがありますが、実は積みすぎはNGです。
いくら順路帳をしっかりと暗記していても、積みすぎだと配達スピードが落ちてしまいます。
もちろん、配達先の新聞を全て積むことができれば時短につながりますが、あまりに多い場合は半分ずつなど、臨機応変に対応しましょう。
⑨ミスを少なくする
いくら時短テクニックを使っても、配達するのは人間ですから入れ忘れや誤配などが発生します。
これらのミスは大きな時間のロスにつながるため、できるだけミスが少なくなることが大切です。
また、ミスを起こしたときの対応も重要です。
ある程度の新聞を配り終えたら、その都度ミスが発生していないかどうかチェックしましょう。
早い段階でミスが発見できれば、時間のロスを最小限にすることができるからです。
そのためにも、全ての新聞をそのまま積み込むのではなく、ある程度束に分けておくといいでしょう。
⑩乗り物の操作に慣れておく
新聞配達の仕事は自転車や電動自転車、バイクなどを使います。
自転車や電動自転車はまだしも、バイクの操作に慣れていない方は多いでしょう。
特に、新聞配達の仕事用のバイクはノークラッチタイプのものが多いので、触ったことすらない…という方がほとんどだと思います。
そのため、慣れていないと操作にまごついてしまい、想像以上に時間がかかってしまいます。
特に、新聞の量が多い日など、操作が難く転倒してしまうことも。
できるだけ早くバイクの操作に慣れることが時短につながります。
先輩などに操作方法を教えてもらい、スムーズに操作できるようにしておきましょう。
⑪体力をつける
時短テクニックと言えるかどうか分かりませんが、体力をつけておくことも結果的に時短につながる可能性も。
体力がない状態で新聞配達の仕事をすると、途中でスタミナ切れで疲れてしまい配り終えるまでにかなりの時間を要します。
そのためにも、栄養バランスの取れた食生活を送る、質のいい睡眠を取る、などを心がけましょう。
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上で書いた以外にも、プロの新聞配達スタッフの方はさまざまな時短テクニックをお持ちだと思います。
どのような仕事でも、効率を考えて行うことで時短につながります。
新聞配達は時給制でなく決められた時間内に配達する仕事なので、より短時間で配達し終えることが重要です。
また、早く仕事を終えれば、その分自分のプライベート時間に充てたり、休養に充てたり、他の仕事の時間に充てたりできるでしょう。
新聞配達の仕事をされている方はぜひ、ここでご紹介した時短テクニックを参考にしてみてくださいね。