実はスポーツ界や芸能人、映画界などで活躍する有名人の中にも新聞配達バイトの経験がある方が多いのをご存じでしょうか?
そこで、今回は新聞配達バイトの経験がある有名人をご紹介したいと思います。
新聞配達バイトに興味がある方や、新聞配達バイトの求人をお探しの方の参考になればと思います。
現役引退後、名監督として活躍した野村克也氏も新聞配達バイトの経験があるそうです。
野村氏は幼少時に父親を亡くし、体の弱い母親と暮らしていました。
家計を助けるため、小学校低学年から新聞配達のバイトをしていたそうです。
当時、野村氏と同様新聞配達バイトをしている子どもは多かったのですが、1つの地域だけだとバイト代が稼げないので、2つの地域で新聞配達をしていました。
新聞配達バイトの他にもバイトをかけもちしていた彼は学校の始業時間ギリギリに登校する毎日だったそうですよ。
野村氏が新聞配達バイトをしていたのは母親に楽をさせるためだったのですが、新聞配達バイトの経験がプロ野球に入った後、選手や監督として大活躍することにつながったのは間違いありません。
萩本欽一氏
「欽ちゃん」の愛称で大人気の萩本欽一氏も高校時代、新聞配達バイトをしていたそうです。
新聞配達バイトを始めたきっかけは高校の校則で指定されていた靴を買うためだったとか。
親の会社が倒産し貧しかった萩本氏は自分で学費などを稼がなくてはならなかったため、新聞配達バイト以外にもさまざまなバイトをしていました。
「駅伝ではアンカーがいないとゴールに到着することはできない…。
新聞配達バイトも大切なものをお客様に届ける最終ランナーで、新聞配達バイトもお客さまへこころを届ける重要な役割を持つ仕事だ」と感じたとか。
達成感や責任感の大きな新聞配達バイトの仕事を続けることで、将来親を大きな家に住まわせてあげたいという気持ちの原動力にしていたのでしょうね。
稲垣吾郎氏
意外と思われるかもしれませんが、元SMAPの稲垣吾郎氏も新聞配達バイトの経験があります。
団地暮らしの稲垣氏は少年時代母親が新聞配達をしており、一人で待っているのが寂しかったため、手伝うようになりました。
「2人で一緒に配った方が効率よくできると思ったのがきっかけだった」とテレビ番組で語っていました。
ウォルト・ディズニー氏
世界的にも有名なウォルト・ディズニーはミッキーマウスの生みの親として知られています。
若い頃から順調な人生を歩んできたイメージがあるウォルト・ディズニーも実は少年時代は貧しかったそうです。
1901年にシカゴで誕生したウォルト・ディズニー。
結婚前、父親は農場を営んでいました。
ところが、経営不振により農場を売却しホテルを購入したものの、不況により廃業に追い込まれます。
その後、シカゴ、マーセリーンと移り住み、農業を再開。
ウォルト・ディズニーはマーセリーンの農場に転居後も生活は相変わらず苦しいままで、父親はそのストレスで子どもたちに強く当たったため、兄弟のうち2人が家出してしまったというエピソードも。
その後、彼は父親が始めた新聞配達店の手伝いをすることになりました。
父親は厳しい監視下に子どもたちを置いたことで、ウォルト・ディズニーは毎日さまざまなバイトをかけもちするなど働きづめでした。
夜が明ける前に起き寒く厳しい冬も重い新聞を抱えて新聞配達バイトをするウォルト・ディズニー。
友だちが勉強したり、遊んだりしている中、自分だけバイトをしなければならず、大切な少年時代の経験をすることができませんでした。
父親の命令とは言え、何か大きな信念がないと続けるのは難しかったと思います。
この信念があったからこそ、その後、ウォルト・ディズニーは世界的な有名人になったのではないでしょうか。
斎藤工氏
今や売れっ子俳優の斎藤工氏も俳優の仕事だけでは生活できなかった頃、新聞配達バイトをしていました。
当時、同じエリアを配達していた方たちは世代もさまざまで、アルバイトの人もいれば新聞配達で生計を立てていた方もいたそうです。
「先輩スタッフが色んなアドバイスをくれたのはいい勉強になった」と言います。
新聞配達バイトをしていた当時、アルバイトも正社員にも関係なく、長く仕事を続けることで職業になるんだと実感。
先輩スタッフがどういう風に仕事に取り組み、どういった生活をしているのかを見て「働くこと=続けること」だと実感したことで働く意味を見出せたそうです。
新聞配達に関するコラムはこちら
派遣切りにあったら新聞配達をしよう
新聞配達は稼げるの?
意外な人が新聞配達バイトを経験していることに驚いた方も多いでしょう。
では、新聞配達バイトを経験するとどんなメリットや魅力があるのでしょうか?
実際に経験した方からの声をまとめてみました。
①早寝早起きが身に付く
新聞配達バイト経験者のアンケートによれば、新聞配達バイトを経験して一番良かったことは早寝早起きが身に付いたこと、だそうです。
早朝の新聞配達バイトをすることで、朝の風景を独り占めでき幸せな気分が味わえたという意見も。
また、春には桜、秋には紅葉など、四季の移ろいを感じられるのも新聞配達ならではの醍醐味と言えるでしょう。
②達成感が味わえる
新聞配達バイトの仕事は決められたエリアのお客様に時間内に新聞を配り終えなければなりません。
時間内に全ての部数を配り終えた時の達成感はたまらないという意見が多いです。
もちろん、早く配達し終えれば早く帰ることができます。
その分、プライベート時間を多く持つことが可能です。
③就活に役立つ
新聞配達バイトを経験した方の中で多かった意見に「就活に役立った」というのがあります。
就職活動の面接時、新聞配達バイトの経験をアピールすることで面接官にいい印象を与えることが可能です。
悪天候の日も忍耐強く早朝の新聞配達バイトを続けた人というのは「我慢強い人」「責任感がある人」というイメージを与えられるでしょう。
採用する側から見れば、毎日夜遅くまで遊び回っていた人より、新聞配達バイトを続けた人を採用したいと思うのは当然です。
④新聞奨学金制度を利用できる
新聞配達バイトの方で新聞奨学金制度を利用した方は多いです。
この制度は新聞奨学会が学費を立て替えてくれる代わりに新聞配達バイトの給与から奨学金を差し引くシステムです。
一般的な奨学金とは違い、卒業後返済の必要がないのが大きなメリット。
学費は賄えても生活費が…という心配はありません。
また、ほとんどの新聞販売店は住み込みで働けるよう寮を完備しており、家賃や初期費用などが無料や格安なのも魅力です。
スポーツ、芸能、映画などの世界で大成功を遂げた方で、若い頃は新聞配達バイトの経験を持つ方がいることが分かりました。
きっと、当時の経験が今の活躍の原動力となっていることでしょう。
新聞配達バイトに興味がある方は経験した方の意見を聞くことで参考になることも多いと思います。
今回ご紹介した有名人の新聞配達経験エピソードを参考に新聞配達バイトの求人探しに役立ててみてください。