「寮付き」「住み込み」などのキーワードで求人を探す方も多いでしょう。
ただ、「嘘が多い」とか「悪質な寮付き求人がある」などのうわさを耳にすることがあります。
そこで、今回は仕事が決まってから後悔することがないよう、寮の種類や寮付き住み込みの仕事の種類、入寮できる寮付き求人を探す際に注意したいポイントをご紹介いたします。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
①個室タイプ
個室タイプの部屋は他の人と別々なのでプライベートが確保できるのが最大のメリットです。
トイレや洗面所、お風呂などの水回りは共有となっており、適度に他の人とコミュニケーションが取れるので、同じ職場の人とほどいい関係を築くことができるでしょう。
ただ、共有スペースには規則があるため、入寮前に確認しておく必要があります。
②ルームシェアタイプ
ルームシェアタイプとは2LDKなどの部屋を複数人でシェアするタイプの寮を言います。
それぞれ個室を設けている場合が多いですが、中には相部屋になることも。
人と関わるのが好きだったり、職場の人と仲良くしたい方には向いていますが、仲良くないと気まずかったり、プライベートスペースや時間を確保しにくいのがデメリットです。
③ワンルームタイプ
ワンルームタイプの寮は一般的なマンションやアパートを借り上げているもので、他の人との共有スペースはありません。
お風呂や洗面所、トイレ、キッチンなども自分専用なので、プライベートの確保が確保でき、家族や友人を招くことも可能です。
いっぽうで、自炊する必要があったり、職場の人たちと親交を深める機会がなかったりするのがデメリットです。
人とコミュニケーションを取りながら寮生活をしたい方には向いていないと言えるでしょう。
①工場作業員
工場で家電や自動車などの部品を組み立てたり、検品したりする仕事は入寮して住み込みで働くケースが多いです。
ほとんどの場合、住み込みするための寮は工場の近くに完備されているようです。
工場作業員の求人は他の求人と比べて、比較的給料が高いのが特徴です。
②配達ドライバー
配達ドライバーの求人を見てみると、「住み込み」や「寮付き」と書かれているものを目にします。
配達ドライバーの仕事も比較的給料が高く、基本給と歩合給を合わせた給与体系の場合が多いため、やりがいを感じることができるでしょう。
③マンション管理人
マンション管理人の仕事も住み込みで求人を募集しているケースが多いです。
管理人室でマンションに出入りする人をチェックしたり、宅配業者から荷物を受け取ったりする仕事です。
また、マンションの共有部分の清掃や点検などをすることも。
中には夫婦で一緒に住み込みできるところもあるため、家族で入寮したい方にとってはメリットでしょう。
ただ、マンション管理人の仕事は他の仕事と比べ給料が低いことが多いです。
④ホテルや旅館スタッフ
ホテルや旅館のスタッフは3交代制で勤務する場合が多いため、職場の近くに寮が完備されていることがほとんど。
毎日訪れるお客様をサポートできるやりがいのある仕事です。
休日には観光地巡りや食べ歩きなどができるメリットも。
ただ、経験やスキル、知識が必要なことが多いため、初心者には不向きな職種と言えるでしょう。
⑤新聞配達員
新聞配達の仕事もスタッフ用に寮を完備している販売店がほとんどです。
毎朝早く起き、販売所に行って大量の荷物を下ろし、チラシを折り込んだ後、自転車やバイクでお客様のお宅へ新聞を配達します。
未経験でも取り組むことができ、一人で黙々と配達できるため、人とコミュニケーションを取るのが苦手な方におすすめの仕事です。
また、早寝早起きの習慣が身に付くため、健康的な生活を送ることができるでしょう。
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期間工の仕事はきつい!?メリットデメリット
工場勤務の仕事はきつい?
悪質な寮付き求人を避けるためにも、ぜひ次のようなポイントをおさえておいていただきたいです。
①退寮=退職とならないか
寮付き求人に退寮=退職となるケースがあります。
基本的に寮を出たい場合、退職となるケースが多いです。
中には交渉次第で仕事を続けたまま寮を出られるケースもあるため、しっかりと職場に確認するようにしましょう。
②女性も入寮できるか
特に、工場勤務の求人など、女性でも応募できるかどうかチェックすることが大切です。
水回りや個室のある階が男女同じというわけにはいきません。
そのため、男性用の寮はあっても、女子寮を設けていないケースも。
また、女子寮が完備されている場合はセキュリティ面がしっかりしているかについても要チェックです。
③寮にかかる費用がどの位か
入寮できる寮付き住み込み求人を探す際、重要なポイントに寮にかかる費用がどの位か、というのがあります。
生活費を抑えてお金を貯めたいという理由から住み込みの求人を探す方が多いでしょう。
寮付き求人の中には初期費用が一切かからなかったり、家賃がゼロだったりするものも。
転職前に必ず、敷金や礼金は必要なのか、家賃はかかるのか、水道光熱費は負担するのか、Wi-Fi使用料の負担はどうか、などをチェックしておくべきでしょう。
後で「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、しっかりと確認しておきましょう。
④寮の環境
入寮して住み込みで働きたいという場合、寮内の環境はどうかもチェックしておきましょう。
たとえば、個室かどうか、共有スペースはどうか、などですね。
個室と思って入寮したのに、相部屋だった場合、プライベートが一切なく苦痛に感じるかもしれません。
また、部屋の向きや広さ、日当たりなども要チェックです
さらに、寮内の環境だけでなく寮の周りの環境も確認すべきです。
最寄り駅からどの位かかるのか、スーパーや病院は近くにあるのか、など快適な生活を送る上で重要ポイントです。
夜勤がある仕事の場合、夜勤明けでもしっかりと眠ることができるかどうかも大切です。
大通りに面しているなど、騒音の心配がある場所は避けた方が無難でしょう。
⑤規則の内容
当然と言えば当然ですが、大勢の人たちが一緒に生活するため、ある程度の規則があるのは仕方がないことでしょう。
ただ、規則の内容をしっかり把握しておかないと、トラブルの原因になることも。
たとえば、ゴミ出しできる曜日はいつか、食堂が完備されている寮なら食事の時間や共有スペースの使い方…などですね。
ただ、中には悪質な寮付き求人があるため、転職する前にしっかりとポイントをおさえておきたいところです。
今回ここでご紹介したことが寮付き住み込み求人をお探しの方の参考になれば幸いです。