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新聞配達員の特徴

どんな仕事
就業するには
労働条件の特徴
新聞配達に係わる仕事

どんな仕事

購読契約をしている家庭や職場などに新聞を配達する。
日本は世界でも最も新聞発行部数が多く、新聞の普及率も世界でトップレベルとなっている。
これは、読者の家庭や職場などに直接配達する戸別配達制度を採用しているからであり、
日本の新聞の9割以上が新聞配達員の手で直接配達され、新聞の普及に役立っている。
新聞販売所の配達区域はいくつかのコースにわけられ、それぞれの配達員が担当する。
朝刊は、一般的に午前6時過ぎまでに配り終えるようにコースが設定されており、
配達する家庭の名前や順路、配達する新聞の種類が掛かれた「順路帳」にしたがって配達する。
系列のスポーツ紙や小中学校新聞、専門紙なども一緒に配達する。
販売所が地元の商店などと契約して配布する折り込み広告は、通常前日までにセットされているので、
配達員は出発前に折り込み広告を新聞にはさみ込んで一緒に配達する。
また、雨の日に濡れないようにビニールで包む作業も行う。
そのほか、販売所によっては集金や読者を増やすための営業も行う事がある。
(国内の年間の新聞発行部数:約4600万部)

世界の発行部数ランキング

順位新聞名国名発行部数
1位読売新聞日本811万部
2位朝日新聞日本560万部
3位Dainik Bhaskarインド432万部
4位Cankao Xiaoxi中国374万部
5位Dainik Jagaranインド341万部
6位People’s Daily中国318万部
7位The Times of Indiaインド303万部
8位毎日新聞日本245万部
9位Malayala Manoramaインド237万部
10位日本経済新聞日本234万部

米国の発行部数ランキング

順位新聞名発行部数
1位USAトゥデー226万部
2位ウォールストリートジャーナル204万部
3位ニューヨーク・タイムズ108万部
4位ロサンゼルス・タイムズ77万部
5位ニューヨーク・ポスト70万部
6位デーリー・ニューズ69万部
7位ワシントン・ポスト65万部
8位シカゴ・トリビューン57万部
9位ヒューストン・クロニクル50万部
10位ニュースデイ41万部

職業に含まれるこまかな仕事

順路帳に従い、個人の住宅や事業所に新聞を配達する。
94.2%
既定の経路をバイクや自転車を運転して移動する。
86.5%
まとめた折り込み広告を新聞にはさみ込む。
76.9%
購読者から連絡を受けて新聞の止め・入れを行う。
59.6%
順路帳の氏名、住所などを更新する。
42.3%
配達用のバイクを整備する。
32.7%
新聞代を集金する。
26.9%
新規契約を勧誘する。
19.2%

就業するには

入職に当たって、特に学歴や資格は必要とされていない。
13歳以上の中学生でも親・中学校・労働基準監督署の同意・許可があれば、
配達のアルバイトをすることが出来る。
朝刊配達は朝が早いほか、新聞は決められた時間内に配達しなければ商品価値が失われるため、
雨や雪などの悪天候だから休むという訳にいかず、責任感と体力が必要となる。
順路帳を早く覚えて効率良く配らなければならないほか、
配達先によっては新聞の置き場所を指定するところもあるので、記憶力や気配りも求められる。

労働条件の特徴

新聞販売所に雇用され勤務する。新聞販売所は、多くの場合新聞の発行本社と新聞の販売・送達契約を結んでいる独立事業者で、
特定の新聞社と契約を結んでいる「専売店」と、特定の新聞社の系統に属していながら、他紙も併用して扱うことができる「複合店」、
複数の新聞社と契約を結んでいる「合売店」がある。
就業形態には正社員とパート・アルバイトがあり、パート・アルバイトの占める割合が高い。
都市部では、配達の仕事をすることで新聞社・販売所の奨学金を受けながら大学・専門学校に通う学生もいる。
配達区域の広さや受け持ち件数(都市部の場合150~300程度)によって異なるが、通常新聞社から届いた朝刊に折り込み広告を入れて配り終えるまで、2~4時間かかる。
夕刊の配達に2時間ほどかかるため、1日の労働時間は4~6時間である。配達時間は、朝刊であれば午前6時ごろまでに終わる。
新聞の休刊日は最も多い新聞でも年12回なので、配達員は交替で休日を取る。
早朝の時間帯に働く事、悪天候でも配達を休めず、欠配(読者に新聞が届かない事)、遅配(配達時間が遅れる事)は避けなければならないなど厳しい面もある。
賃金は固定給、時給制、歩合制又はそれぞれの組み合わせなど配達店によって異なる。
新聞の紙媒体の発行部数デジタルサービスの進展に伴って減少傾向にあるが、高齢者の見守りサービスや犯罪抑制など、地域で新たな役割を期待されている。

統計データ

就業者数717,010

賃金(年収)380.1万円

労働時間166時間

平均年齢44.7

求人賃金(月額)22万円

有効求人倍率0.84

新聞配達に係わる仕事

専業

新聞販売店の正社員の事を専業と言います。
配達・集金・営業(顧客管理)・折り込みと全ての業務をこなしていきます。
事項で説明する「配達」と同様に、1日2回の朝刊と夕刊の配達があり、
それに加え集金業務や顧客管理業務などもあります。
他のお仕事と比べて短期間で店長や所長になれるチャンスも多くあるのが特徴です。

配達

新聞販売店スタッフのメイン業務でもある新聞配達は1日に2回の朝刊と夕刊があります。
新聞の配達エリアなどにより時間は異なりますが、
朝刊は深夜2時頃から5時頃まで。夕刊は14時頃から17時頃までです。
1回の配達にかかる時間はエリアや配達する部数によっても様々ですが、2時間前後程度になります。
新聞販売店によっては配達のみの求人も出ていることもあります。

配達する際は予め決まったルートで配達していきます。
ルートが記されている帳簿を業界用語で
「順路帳(じゅんろちょう)」と呼んでいます。

集金

集金業務は購読してもらっている個人や法人のお客様の所へ集金しに行く業務になります。
今では、口座引落しだったり、クレジットカード払いであったり、コンビニ払いで代金を支払う事もできますが、
現金での集金のお客様も多くいます。
集金業務は日々の業務内容ではなく、月末などにまとめて行う事が多いです。

臨配・代配

臨配(りんぱい)代配(だいはい)とは、「臨時配達」「代行配達」の略称で、
依頼のあった新聞販売店に出張して新聞配達を行う仕事です。
依頼を受けた当日や翌日から業務を開始する事もあります。
すぐに配達業務をこなすため、新聞配達の経験者でないと難しいかもしれません。
また、契約期間の定めはなく、販売店が必要とされるうちは依頼先の販売店で配達業務を行います。

新聞販売店は、臨配人が正式に決まると、住む部屋と寝具類、配達用のバイク等を用意してくれます。
仮に住む場所や住居費、水道光熱費、ガソリン代は、依頼先の新聞販売店が負担してくれます。
また販売店によっては、配達業務以外も依頼してくる場合があります。

一通り業務が終了したら、臨配人は次の依頼があるまで待機となります。

セールス

セールス(営業)は、「新規営業」と「継続営業」の大きく分けて2種類あります。
新聞販売店によっては顧客管理とも言います。
新規営業とは、担当エリア内で、自店の新聞を購読していないお宅を訪問して新規購読者を獲得するのが目的です。
継続営業とは、既に契約中のお客さんに対して、契約期間を延長してもらうことを目的としています。

この「新規営業」と「継続営業」を比較すると、8:2ぐらいの割合で新規営業のほうが難易度が高いと思われます。
その分、新規営業は報酬(歩合)も高く設定されている場合が多いです。

お客さんと購読の際に、新聞販売店と取り交わす契約書のことを業界的に「カード」と呼びますが、
このカードの種別ごとに細かく歩合の金額(カード料といいます)が設定されています。

新規購読契約にも2通りあり、まるっきり初めて購読する「新勧(しんかん)」と呼ばれるカードと、
以前購読していて現在は予約も入っていないお客さんから契約を貰う「起し」と呼ばれるカードもあります。

折込み

折込み業務とは、折込みチラシを新聞に挟んでいく業務です。
新聞販売店では、折込み専門で求人を出している所もあります。
「折込機」などの機械を使って折込み作業をする新聞販売店もあります。

事務

新聞販売店の事務作業は、電話応対、請求業務、来客応対が主な仕事内容です。
電話応対は、「配達休止」の連絡や新聞の未配達の連絡などが主になります。
ゴールデンウィークや年末年始等の長期休暇となると、旅行や帰省で不在になる人が多く、
その間の配達休止を依頼するお客様からの電話があります。

新聞配達に関するコラムはこちら
新聞配達員の私生活
新聞販売店の事務ってどんな仕事?

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